肩こり・首こり
肩こり・首こりについて
首こり・肩こりとは
「様々な要因により後頚部・側頚部・肩上部・肩背部などに重だるさや張り感を覚えている状態」と個人的に定義しております。
医学的には肩こりと言う診断名はありません。ですので正式な定義は無いので個人的に定義しております。
最近では共通定義を作ろうという動きもあるようですがまだまだ進んでいないのが現状です。
肩こり・首こりの分類
主に3つに分類出来ます
〇本態性肩こり…明確な診断名は付かないが姿勢の悪さや生活習慣などが原因で起こる肩こり
〇症候性肩こり…各科による診断が付きその随伴症状として出ている肩こり
〇心因性肩こり…精神的ストレスが原因で自律神経異常をきたし筋緊張が起こるタイプの肩こり
当院ではこの3つの全てのものに対応しております。
しかし症候性の肩こりのケースで内科疾患が原因の場合は対応しきれないことがございます。
その場合は他の医療機関をおススメ致します
肩こり・首こりの原因
〇首肩周辺の筋肉の過緊張による肩こり
筋肉が緊張状態になると筋肉内の血流が悪くなります、すると血流に乗って回収されるべき疲労物質などが筋肉内に蓄積されて行きます。
それにより独特の重だるさが発生します。過緊張を生む原因としては様々なものが有ります。
長時間同じ姿勢をとること・骨格などの歪みにより身体のバランスが崩れ部分的に偏ってコリが溜まること
過剰な運動・冷え・ストレスにより自律神経異常が起き血流不全が起こることなど様々な要因があります。
〇ストレス(感覚神経の異常)による肩こり
長期的に精神的ストレスにさらされていると自律神経に異常をきたします。
長時間のストレスにより緊張状態を作る為の自律神経(交感神経)が常に働くようになります。
すると身体を休めたい時に働く自律神経(副交感神経)が働きにくくなり疲労回復能力に支障をきたします。
それから更にストレスがかかると常に交感神経が働き、副交感神経が働かなくなってきます。
すると様々な症状が全身的に出始め、自律神経失調症と言う状態になります。
自律神経失調症になると感覚神経が敏感に働くようになり普段は感じない刺激でも痛みや違和感・こり感として捉えて(知覚過敏)しまうようになります。
〇内臓疾患による肩こり
代表的な疾患は狭心症や心筋梗塞・胆嚢炎・肝炎・胆石・胃潰瘍などにより肩こりが引き起こされる可能性があります。
左肩にこり感が出る場合…狭心症・心筋梗塞など
右肩にこり感が出る場合…胆石・胆嚢炎・肝臓疾患など
背中にこり感が出る場合…胃などの上部消化器官の疾患など
放散痛と言う状態で内臓から発っせられた痛みのシグナルが肩周りの感覚神経で発っせられていると脳が勘違いしてこの様な現象が起きます。
この様な肩こりの場合じっとしていてもこり感が取れなかったり、食後などに症状が強くなったりしますので要注意です!!
肩こり・首こりの鍼灸ストレッチ
肩こりの鍼治療
天柱・風池と言う首こり・肩こりの代表的なツボです。
こりや頭痛、眼精疲労に効果的です。
肩こりのストレッチ
僧帽筋上部繊維(最もこりを感じる場所)のストレッチ。
鍼灸(はりきゅう)治療と合わせ技でこりを退治!!